種族:人間
出身:ヴジャン
職業:ジェダイ・パダワン
性別:男
身長:1.65メートル
愛機:不明

Whie Malreaux


幼いころから、ウィー・マルローは優雅に調整された強力なフォースの持ち主として見出されていた。ウィーが授かった能力の1つは、瞑想や夢を通じて 未来を予見する力である。当初、彼はこの能力を恐れていたが、未来は絶えず動いており、何も決められたことはないと心に刻むことによって、この能力と共に 生きることを学んだのだった。

彼の故郷ヴジャンは毒雨が降りしきる不毛の惑星だったが、ウィーの家族はこの惑星で最も裕福な名家の1つであり、シャトー・マルローと呼ばれる城に 住んでいた。ヴジャンの名家は伝統的に非常に高いミディ=クロリアン値を示しており、それが一族の間でのステータスの証となっていたのである。そして、銀 河共和国によって商業航路が整備されると、ジェダイもこの惑星を訪れるようになり、ジェダイの訓練のためフォース感知力の強い赤ん坊をコルサントへ連れて 行くことを望むようになったのである。

ウィーの父親、マルロー伯爵はミディ=クロリアン現象に強い関心を抱いており、遺伝子工学的手法によって、ヴジャンの人々の間に天然のミディ=クロ リアンを増やそうと試みた。だが、その実験は部分的な成功に終わり、人々は狂いだし、互いに殺し合いを始めたのである。そして、半酔状態で気が狂った ウィーの母親は、息子をジェダイに差し出した。ウィー自身はこうした過去をまったく知らなかったが、クローン大戦が勃発したとき、彼はついに事実を知るこ とになる。

ドゥークー伯爵はシャトー・マルローを乗っ取り、この城を隠れ家として利用すると、オーダーで最強のジェダイ・マスター、ヨーダのための罠を仕掛け た。そして、ヨーダはヴジャンへ向かうため、少数のジェダイの一団を選抜する。ウィーもその1人として選ばれ、他のメンバーは彼のマスター、マックス・ リーム、仲間のパダワン、タリシベス・エンワンダン=イスターハジー(通称、スカウト)、彼女のマスター、ジェイ・マラクだった。

ヨーダがドゥークーと対面していたとき、ウィーとスカウトはアサージ・ヴェントレスと遭遇していた。常に狡猾な語り手である彼女は、ウィーをダーク サイドへ誘惑し、ダークサイドも彼を引き寄せていた。そして、スカウトの命を手中にしたヴェントレスは、ウィーに決断を迫る。彼は疑念を抱いていたが、ス カウトは必死に、彼が正しい決断をするはずだと告げ、ウィーはダークサイドを拒否する決断を下すのだった。一方で、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワ ン・ケノービが救助に現れたことで、ヨーダもドゥークーの罠から脱出することができた。ヴェントレスはシャトルを盗んで逃走することになる。

やがて、ジェダイの一行はコルサントへ戻ったが、ウィーはジェダイ聖堂にいても、かつてのようにくつろいだ気分に浸ることができなくなっていた。するとヨーダは、フォースを身の回りに感じることができれば、常に落ち着いた気持ちでいられるだろうと説くのだった。

パルパティーン議長によってオーダー66が発令された夜、ウィーはパダワンとしてジェダイ聖堂で訓練を行っていた。シス卿となったアナキン・スカイ ウォーカーが聖堂の訓練ホールに入ってきたとき、ウィーは友人のベネイと共に、ソード・マスター・シン・ドローリグのもとでライトセイバーのスパーリング を行っている最中だった。このとき、ウィーはかねてから予見していた通り、この遭遇を生き残ることができなかった。彼は抵抗したが、ダース・ヴェイダーに 胸を切り裂かれ、シン・ドローリグとベネイもその直後に倒されたのである。